またまた、
イベント / 2022.11.26
温泉の効果についてお話しします。
現代人は、運動不足、ク―ラ—の使用などにより汗をかきにくくなり、汗腺の機能が低下している傾向にあります。発汗は大切なことですので、運動により汗をかく習慣をつくりたいものですが、いざ実践となると難しいものです。そこで、手っ取り早く、日常おこなっている入浴により汗をかきましょう。
体には汗でなければ排出できない老廃物もあります。水銀をはじめとした金属製系の物質などがそれにあたり、金属系の物質が体内に蓄積すると、頭がボ―っとして判断力が低下し,キレやすいなど、体に有害で現代人にありがちな数々の症状があらわれます。一方、ミネラルなどあまり汗と一緒に排出させたくない物質もあります。汗と一緒にミネラルが排出してしまうのも汗腺の退化の影響です。
一方、発汗とともに大切なのが尿で体の老廃物を排泄することです。老廃物には汗でなければ排泄されにくいものと、尿でないと排泄されにくいものがあります。尿酸値が高く痛風の傾向がある場合は、尿で老廃物を排泄する必要があるのですが、特に、夏は痛風の原因となるプリン体を多く含むビールを飲む機会が多い一方、汗をかきやすいので、尿の量が減り、尿酸値が高まりやすいのです。
入浴による温熱効果と水圧効果で「ナトリウム利尿ホルモン」を刺激するので、尿が出やすくなります。正しい水分補給と入浴で汗と尿をバランスよく出しましょう。
獅子◎